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「大丈夫。-小児科医・細谷亮太のコトバ-」を観てきました。

 「風のかたち」の姉妹編、「大丈夫。-小児科医・細谷亮太のコトバ-」を観てきました。スマートムンストンキャンプと細谷先生の10年間を追った伊勢真一監督のドキュメンタリー作品で、「風のかたち」が子どもたち中心だったのに対して、「大丈夫。」は細谷先生(聖路加国際病院・小児科医)の俳句・インタビューを中心に構成されていました。
 細谷喨々という俳号をお持ちの先生が読まれる俳句が一人、一人の患者さんとの瞬間を表していました。細谷先生ご自身の筆による俳句の十七文字のみがスクリーンに映し出される、何か胸につきつけられているような気がしました。
 4人ほど、氏名、病名、享年を出された子どもがいました。4人ともキャンプでは素晴らしい笑顔を見せ、自分の考えを述べていました。この4人に限らず、多くの子どもたちを看取っている細谷先生の胸の内を考えるとやるせなく、それでも子どもたちに「大丈夫。」と声をかけ続ける力強い優しさに感動いたしました。
 「『大丈夫。』はお守りなんです。」映画の最後に細谷先生はおっしゃっていました。こどもたちもそのまわりの人たちも、細谷先生に「大丈夫。」と言われることで、安心しているのでしょう。

 上映後、伊勢真一監督、「風のかたち」に絵を提供されたいせひでこさん(ご夫婦ではないそうです)、細谷亮太先生、作家の柳田邦夫さんのトークショー(進行役は女優の斉藤とも子さん)がありました。
 時間が短いトークショーでしたが、映像や絵にこめた思い、子どもたちへの思いなど、お話しくださいました。

 「大丈夫。-小児科医・細谷亮太のコトバ」は2011年第85回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位に選ばれ、あちらこちらで自主上映される予定です。「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年-」も自主上映は続いています。
 伊勢監督の作品は「いせフィルム」のHPで確認できます。   http://www2.odn.ne.jp/ise-film
みなさんも上映館を探してごらんになってはいかがでしょうか。